「座り立ちテスト」
なぜ寿命と関係すると言われるの?
SRTは一度に
- 筋力
- バランス能力
- 柔軟性
- 協調性
- 体重(体格)
などを総合的に評価できるためです。
これらは高齢になるほど低下し、転倒や寝たきり、心血管疾患などとも関係しています。
研究結果
2012年(2014年掲載)の有名な研究では、
- 51~80歳の約2,000人
- 約6年間追跡
したところ、
SRTの点数が低い人ほど死亡率が高いことが分かりました。
さらに、
1点高くなるごとに死亡リスクが約21%低下していました。
その後、2025年にはさらに大規模な研究が発表されました。
- 46~75歳の4,282人
- 約12年間追跡
では、
- 10点の人は死亡率が約3.7%
- 8点では約11%
- 0~4点では約42%
となり、0~4点の人は10点の人と比べて自然死亡・心血管死亡のリスクが大幅に高いことが示されました。
ただし、「寿命が決まる」わけではない
ここが重要です。SRTは「相関」があることを示した研究です。
つまり、
- 点数が低いから必ず早く亡くなる
- 点数が高いから長生きが保証される
という意味ではありません。
例えば、
- 運動習慣
- 食事
- 喫煙
- 血圧
- 糖尿病
- 睡眠
- 遺伝
など、多くの要因も寿命に影響します。SRTはそれらを含めた「現在の身体機能の総合指標」と考えるのが適切です。
目安
| SRT点数 | 一般的な評価 |
|---|---|
| 10点 | 非常に良好 |
| 8~9.5点 | 良好 |
| 6~7.5点 | 平均~やや低下 |
| 5点以下 | 身体機能の低下が疑われ、改善の余地が大きい |
年齢とともに平均点は下がるため、同じ点数でも年齢によって評価は異なります。
具体的なやり方は次の通りです
- 開始姿勢: 床に裸足で立ち、両腕を自然に組んで胸の前で交差させます。
- 座る姿勢: そのままの姿勢で、バランスを崩さないようにあぐらなどの座る姿勢をとります。
- 立ち上がる姿勢: 座った状態から、手や膝をつかず
にスムーズに立ち上がります。
- 正常な動き: 何も支えを使わずに完了できた場合は満点(10点)です。
- 減点ルール:
- 手や肘、膝などを床や脚に付いてしまった場合:-1点
- バランスを崩したり、よろけたりした場合:-0.5点